表紙 いきいき調布21プラン 〜いつまでも住みつづけたいと思うまちづくりをめざして〜 第3次 調布市地域福祉活動計画 社会福祉法人 調布市社会福祉協議会 はじめに 社会福祉法人 調布市社会福祉協議会 会長 恩田 章司  今日、少子高齢社会進行の中で、介護保険制度の改正等社会福祉情勢の変化は大きく、また世界規模の自然災害等私たちをとりまく生活環境においてさまざまな事が起こっています。地域福祉を推進する中核的役割をもつ調布市社会福祉協議会は、平成7年に策定した第1次調布市地域福祉活動計画から今日まで、「いつまでも、住み続けたいと思うまちづくり」をめざして、市民のみなさまと共に日々活動してまいりました。  この度、第3次調布市地域福祉活動計画策定にあたり、市民意識調査を行い多くの市民のみなさまにご協力いただいたことに感謝申しあげます。できる限り、いただいたみなさまの声を反映し、第3次調布市地域福祉活動計画は、地域の人たちの繋がりを深め、地域の力を高めることを課題に、市民のみなさまと共に進めてまいりたいと存じます。 そのためには、市民一人一人が身近な「地域」の中で活動に参加し、それぞれの「地域」の実情に合わせた活動づくりを重点に「地域力」をつくっていく事だと考えております。多くのみなさまの活動への参加をお願い申しあげます。  最後に、この計画策定にあたり多大なご尽力をいただきました策定委員会のみなさま、ルーテル学院大学の市川一宏先生に厚くお礼申しあげます。 刊行にあたって 第3次調布市地域福祉活動計画策定委員会 委員長  鈴木 宗貴  このまちに、そしてこのまちに暮らす「ひと」へ、「わたし」が出来ることを自然に出来、活かせることが、市民が主体となり、支えあい、進めていく地域福祉の基本です。一人一人のちょっとのやさしさ、心のゆとりで、もっと住みやすいまちになります。 「いつまでも、住み続けたいと思うまちづくりをめざして」 この地域福祉活動計画の策定にあたっては、昨年3月からの約1年という限られた時間の中で、地域でさまざまな活動をされている策定委員みなさんの意見や思いを交わし合い、また、市民の意識調査をまとめる中で、誰にでもわかりやすく、読みやすい活動計画をつくろうと策定作業を進めてきました。  この計画は、調布市社会福祉協議会とともに、私たち自身が関わりを持ち進めていかなければなりません。「そして、あなたの得意なことは何ですか・・・?」 裏表紙は私たち策定委員の思いです。たまたま調布に住んでいるのではなく、調布が大好きだから住んでいるという人がたくさんいるまちを作っていきましょう。  最後に、策定委員のみなさん、そして策定委員会を支えていただいた事務局のみなさんに心から感謝申し上げます。 目次 ●地域福祉活動計画の策定にあたり 調布市社会福祉協議会とは? 1 計画全体のイメージ 4 計画の概要および基本となる考え 6 計画づくりの取り組み 7 ●活動計画の考え方 ◆身近な地域での福祉活動をすすめます ・住民同士の出会いのきっかけづくり 13 ・支えあい・助け合い・育てあう地域づくり 15 ・地域で活動する人づくり 17 ◆市民活動(ボランティア・NPO)の支援を充実させます ・みんなで考え、みんなでつくるセンターにするために 19 ・お互いの「〜したい」がつながるしくみづくり 21 ・地域の「ひと」があつまる居場所づくり 23 ◆知りたい・伝えたい情報が行き交う地域づくりをめざします ・身近なところで知りたい情報が得られるシステムづくり 26 ・地域の声を聞くアンテナづくり 28 ・身近な地域で相談できる地域づくり 29 ◆地域福祉を推進するための基盤整備をすすめます ・組織運営体制の強化 31 ・各団体との連携 32 ・財源の確保 33 ・広報活動の充実 35 ●評価の推進体制 36 ●資料 ・地域福祉活動計画関連ポイント 38 ・地域福祉活動計画策定のための調布市民意識調査概要 40 ・策定委員会設置要綱 41 ・策定委員会名簿 42 ・策定委員および検討会回数 42 ( イラスト : 素材辞典R クラフトファミリーより ) 1.調布市社会福祉協議会とは?  社会福祉協議会とは、地域の住民が主体となり、福祉の関係者やボランティア・NPO(*1)などが話し合って福祉を自主的に推進していくことを目的とした民間の福祉団体です。社会福祉法に基づき、地域福祉の推進を図るためにすべての都道府県、区市町村に設置されています。住民、ボランティア、福祉施設や福祉団体、企業や事業者、保健・医療、教育などの専門機関等、さまざまな福祉に関する活動を行う方々が参加して、社会福祉を目的とする事業の企画・実施、福祉活動への住民参加のための援助、福祉に関する調査・普及・宣伝・連絡調整・助成などの仕事を行っています。  調布市社会福祉協議会は、昭和30年4月に設立され、昭和46年10月に社会福祉法人(*2)格を取得しました。当時は高齢者、障害者、児童等、社会的に弱いとされる立場の方への金銭的給付やレクリエーション的な事業がほとんどでした。  その後50年代に入り、ボランティア活動の推進、60年代から平成の時代は在宅福祉サービス強化やふれあいのまちづくり事業等、住民参加型福祉サービス、平成12年に介護保険制度がスタートし、福祉サービスが措置から契約に移行してからの地域福祉権利擁護事業(*3)の実施、さらに市民活動(ボランティア、NPO)が活発になってきている今日、地域に根ざした福祉活動を行っています。  平成7年に第1次地域福祉活動計画を策定し、平成12年に第2次地域福祉活動計画を策定、住民とともに『いつまでも、住み続けたいと思うまちづくり』をめざして活動を行っています。 (ことばの説明はじめ) (*1)NPO : 民間非営利機関(団体)、非営利事業団体。活動が公益のためであり、かつ営利を追求しない事業を行う民間団体 (*2)社会福祉法人 : 社会福祉事業を行うことを目的として、社会福祉法の定めにより設立された法人 (*3)地域福祉権利擁護事業 : 認知症高齢者、知的障害者、精神障害者等に対し、安心して自立生活を送ることができるよう、福祉サービスの利用援助、日常的金銭管理の援助、年金証書・預金通帳などの書類預かりサービスを行う事業 (ことばの説明おわり) ◆調布市社会福祉協議会の事業内容 貸出・利用  福祉機器の貸出し  教養娯楽室の利用  会議室等の利用 高齢者福祉サービス  ハンディキャブ運行事業  ほのぼの電話訪問  友愛訪問  おはようふれあい訪問  高齢者給食サービス  ふれあい給食  寝たきり高齢者出張理容サービス  入浴サービス  通所介護「いきいき」  高齢者生きがいデイ「よつば」  高齢者マッサージ 障害者福祉サービス  ハンディキャブ運行事業  手話通訳者派遣  支援費制度による居宅介護事業  在宅障害者(児)緊急一時保護  障害児音楽療法  障害者地域自立生活支援  中途身体障害者等デイサービス「四葉」  通所介護「あや」  入浴サービス 相談ごと  心配ごと相談  ふれあい福祉相談  電話相談  福祉健康相談 学ぶには  ホームヘルパー2級養成研修  手話講習会  各種講座 住民参加活動を進めています  小地域交流事業  ふれあいサロン事業  ミニデイサービス 「ひだまり」活動  小地域見守り活動  福祉まつり  ボランティアのつどい  会報発行 生活をサポートします  地域福祉権利擁護事業  生活福祉資金の貸付  離職者支援資金の貸付  長期生活支援資金の貸付  緊急小口資金貸付け 施設・活動拠点等の運営  市民活動支援センターの運営  希望の家・第二希望の家の運営 その他  他団体事務局事務   調布市老人クラブ連合会   調布市障害者(児)団体連合会   共同募金調布地区協力会   調布市高齢者給食運営協議会   調布市いきいきクラブ調理運営協議会  福祉大会  障害者(児)作品展 これらの事業を運営していくための財源  会費  自主財源  寄付  共同募金  補助金・委託金  その他 2.計画全体のイメージ (いろいろな活動のスナップ写真入り) 第1次計画で発見して耕した土地に、 第2次計画で準備を整えて種をまき、 第3次計画では先人の努力の成果の芽を、調布に住む「ひと」みんなで育てます。 地域福祉という、調布の未来のための芽を 福祉施設や老人クラブが「見守り、生きがいを持って」育てます。 同じ町の商店や、会社が「声をかけあい、協力して」育て、 隣り近所の住民が「支えあい、助け合って」育て 市民活動支援センターと市民団体が「補いあい、意見交換をして」育て、 ボランティアしたい人と活動者が必要な団体が「名乗り出て、受け入れて」育て、 市民団体同士と利用する市民が「話し合い、理解しあって」育てます。 情報を知りたい人と知らせたい人が「受信し、発信して」育てます。 地域福祉の芽を育てる環境が、安定し、安全であるようにしっかりした仕組みを整えます。 市民一人ひとりがともに支えあい、互いの人権を尊重し、だれもが参加し、ともに考え、ともに創る、みんなで咲かせる花にしましょう! いきいきと暮らし続けられるまちづくりの花を咲かせます。 3.計画の概要および基本となる考え 3-1 計画の目的  この計画は、地域住民の参加と行政や福祉関係団体をはじめ官・公・私の協働(*1)で総合的に地域福祉を推進し、さまざまなニーズに対応できる地域福祉活動を行うことにより、福祉のまちづくりをすすめることを目的とします。 3-2 計画の位置づけ・性格  地域福祉とは、子どもから高齢者まで、障害のある人もない人も、誰もが地域においていきいきと自立した生活が送れることをめざし、共に支えあう社会づくりを具体化することです。地域福祉の推進のためには、公的なサービスや民間組織のサービスだけではなく、地域住民自らが積極的に参加することが大切です。  行政が責任をもって進めていく「地域福祉計画」に対し、「地域福祉活動計画」は住民自身が実践していくものです。第3次調布市地域福祉活動計画は、第2次調布市地域福祉活動計画までの基本理念等を引き継ぎ、調布市の「地域福祉計画」や近年の社会的変動を踏まえ、市民とボランティア、NPO、福祉関係者等さまざまな力を結集して、市民が主体的に活動し行動するための指針とします。  「地域福祉活動計画」は調布市社会福祉協議会だけが行うものではなく、地域の人たちと共にすすめていくものです。暮らしやすい地域にし、いつまでも住み続けたいと思うまちをつくっていくにあたっては、『地域の人たちと一緒に活動をすすめていく地域福祉活動計画』ということに大きな意味があります。 3-3 計画の期間  本計画は、平成17年度〜平成21年度の5年間を計画期間とします。 (ことばの説明はじめ) (*1)協働 : 共同あるいは協力して働くこと(英語のcollaborationの訳) (ことばの説明おわり) 4.計画づくりの取り組み 4-1活動計画の目標・基本理念  市民一人一人が、ともに支えあい、互いの人権を尊重し、いきいきと暮らし続けられる、福祉のまちづくりをめざします。 〜だれもが参加する・ともに考える・みんなで創る〜 4-2 第2次地域福祉活動計画の評価と第3次地域福祉計画への反映 ◆第2次地域福祉計画の評価  平成12年度より5ヶ年計画で実施した第2次の活動計画は、小地域における福祉のまちづくり、ボランティア・市民活動の展開、時代の変化に対応する新たな役割への取り組み、再編成の必要なサービス提供事業、施設(希望の家)運営の充実と地域社会へのサービス拡大、調布市社会福祉協議会の基盤整備と事業強化などを目標に掲げました。  その成果として、NPO・市民活動等が地域で活発になってきているところから、ボランティアセンターの機能の幅を拡大すると共に、名称を「調布ボランティアセンター」から「ちょうふ市民・ボランティア活動センター」としました。また、ハンディキャブ運行事業(*1)をはじめ、車いす貸出事業等福祉サービスや身近な地域でのミニデイサービスの実施について、より一層のサービス充実、地域での活動の推進につながりました。 ◆ 今後の5年間の環境変化に対応するために  第2次活動計画の評価と策定委員会での検討から、今後5年間の第3次活動計画は、地域のつながり、地域力を高めること、情報の収集・発信の工夫、ボランティア・NPO等の市民活動推進の必要性があげられました。また、このような身近な地域の福祉活動や市民活動の支援等を推進するためにも、中核となる調布市社会福祉協議会の基盤をしっかりさせることの必要性もあげられました。 (ことばの説明はじめ) (*1)ハンディキャブ運行事業 : 日常的に車椅子を使っている高齢者および障害者、その他歩行困難で公共交通機関を利用することが難しい方の外出支援のための車椅子仕様車による送迎サービス (ことばの説明おわり) 4-3 市民意識調査の実施およびその結果 ◆調査の実施  調布市社会福祉協議会の考え、策定委員の思いのみだけではなく、市民の声を聞き、計画策定に反映する必要があることから、意識調査を実施しました。  調査は、市民の地域への考えやボランティア・地域活動等についての思いを聞き、今後、調布市においてどのような地域福祉活動を行っていけばよいかの計画づくりの参考とするために、市民一般、中学生以上18歳以下、ボランティア団体・個人を対象にしたアンケート調査を平成16年7月に実施しました。  一般市民を対象とした調査は、活動計画策定委員が地域へ配布・回収と、調布市社会福祉協議会の窓口来所者、事業協力者に協力をいただき、中学生以上18歳以下については、策定委員が学校を中心に配付・回収させていただきました。またボランティア団体、個人については、ちょうふ市民・ボランティア活動センター登録団体及び個人、センター来所者、市民フォーラム登録団体等に協力いただきました。  質問内容は、一般市民の調査では、地域との関わりについておよび調布市社会福祉協議会事業についての質問を、中学生以上18歳以下対象の調査では、地域との関わりのほか、調布をどんなまちにしたいか、障害者・高齢者との関わりについての質問、ボランティア団体・個人については、活動する上での問題や情報の収集方法等の質問内容などでした。 ◆調査の結果  地域の住民同士の関わりについて考えてみると、「あなたの住む地域の福祉を、より充実させるためには住民にとってどんなことが必要だと思いますか」の問に対し、『住民同士が支えあい、助け合いを行う活動を活発にすること』の回答が最も多くありました。(グラフ1参照)  「こんなことがあれば私にもできると思うことはありますか」の問に対し、『家に閉じこもりがちで、まわりとの付き合いが少ない人のために・・・見守り、声かけ、話し相手になる』、18歳以下では『ちょっとした身の回りの事をするのが難しい人のために・・・ごみ捨て、草木の水やり、犬の散歩、草むしり』の回答が多くありました。  「近所に住む一人暮らしの高齢者、寝たきり高齢者や障害者のいる家族、子育てをしている家族などに対する関わりについて」の問に対しては、『近所に住むものとして、できることを手伝いたい』の回答が多く、18歳以下では『何をすればいいか分からない』が一番多くありましたが、『近所に住むものとして、できることを手伝いたい』と大差がありませんでした。(グラフ2参照)  家族形態をみると、配偶者と同居、配偶者と子が多く、18歳以下では、ほとんどが親と同居で祖父母と同居はわずかでした。このことから、高齢者や障害者と日ごろから自然に接することが少ないため、『何をすればいいか分からない』という答えが多くなっているのではないかと考えられます。  子ども達については、今すぐ何かに結びつけるということではなく、将来を考えて普段の生活の中で、あるいは地域での活動が青少年の育成へと結びつくようになることが必要であり、学校との結びつきも今後考えていった方がよいのではないでしょうか。  以上のことから、地域の住民同士の出会い、地域での支えあい助け合い等の住民同士のつながりができる活動の必要性があるといえます。  また、地域の活動に参加したことがある理由として、自治会、学校、PTAの関わりから参加した方が多く、その後も継続して地域の活動等に参加するための工夫も課題です。地域の行事や町会・自治会の活動の参加については、参加している方もいますが、ほとんど参加していない方も同じくらいの数です。その理由として、『何をいつどこでやっているか分からない』が最も多く、情報の発信(収集も含め)が重要といえます。 (グラフ3参照)  また、文章で記述された部分も大変参考になる意見が多くありました。地域行事に参加していない理由として、「時間が無い」、「体の具合が悪い」などの意見が多く、「地域の福祉を充実させるために住民に必要なものは」についての意見として、「他人の立場で物事を考えるように、何よりも親睦を深めていく」、「さまざまな立場の住民が集まれる憩の場(サロンのような空間)があるとよい」、「気軽に集まれる場所」、「地域情報などを提供し、一体感を持つことが大事」などの意見がありました。  ボランティア団体・個人の調査結果としては、ボランティア等の情報を市報、ふくしの窓などから得ていることが多く、情報の収集・発信はどこかにまとまっていたほうがよいと考えている人が多くいました。ただし、どこがまとめたとしても、住んでいる地域でその情報がいつでも手に入ることへの要望が多くありました。  以上の市民意識調査結果を参考にして策定委員会で話し合った結果、第3次調布市 地域福祉活動計画の柱を、 (1) 身近な地域での福祉活動をすすめます。 (2) 市民活動(ボランティア・NPO)の支援を充実させます。 (3) 知りたい・伝えたい情報が行き交う地域づくりをめざします。 (4) 地域福祉を推進するための基盤整備をすすめます。 として活動計画の策定を進めて行くことにしました。 新たな時代を私たち一人一人が主役となり、いきいき暮らし続けられる福祉のまちを、共に築いていきましょう。 調査の結果(抜粋) グラフ1 : 地域の福祉を充実させるために必要なこと (重複可) (以下が上位4項目) ・住民同士が支え合い、助け合いを行う活動を活発にする ・地域に暮らすさまざまな立場の人の問題をもっと知る ・高齢者と子供、障害者と健常者など、様々な人たちが集まって交流する機会を増やす ・福祉に関心をもち、福祉のまちづくりの一員であることを意識する グラフ2 : 近所に住む一人暮らし高齢者や障害者のいる家族、子育てをしている家族に対する関わりについて (以下が上位3項目) ・近所に住むものとして、できることを手伝いたい 53% ・自分のことが精一杯で、その余裕がない 20% ・何をすればよいのかわからない 17% グラフ3 : 地域の行事や町会・自治会活動などに参加しない理由 (以下が上位3項目) ・何を、いつ、どこでやっているのかが分からないから 36% ・興味や関心がなく、参加したいとは思わないから 25% ・一人で参加するには心細いから 12% 5.活動計画の考え方  市民一人一人がともに支えあい、互いの人権を尊重し、いきいきと暮らし続けられる福祉のまちづくりをめざします。 (だれもが参加し、ともに考え、みんなで創る) ●身近な地域での福祉活動をすすめます  地域の人が互いに助けあい、支えあい、豊かな地域社会をつくっていくために、身近な地域での福祉活動が行われるよう、地域交流の活動と場づくり、人づくり、地域でのSOSをキャッチできる地域づくりをめざします。 ●知りたい・伝えたい情報が行き交う地域づくりをめざします  地域の中で福祉や福祉活動について知りたい情報が得られず、伝えたい情報が十分には伝わらない状況にあります。身近なところで必要な情報が得られ、発信できる地域づくりをすすめます。 ●市民活動(ボランティア、NPO)の支援を充実させます  これからは、ボランティアや市民の主体的な活動の果たす役割がますます重要になってきます。新たに市が設置した「調布市市民プラザあくろす市民活動支援センター」の運営を受け、これまでのノウハウや地域におけるネットワーク、人材等を活かし、ボランティア、NPO、市民活動の支援をしていきます。 ● 地域福祉を推進するための基盤整備をすすめます  地域福祉推進をすすめるためには、その中核的役割の社会福祉協議会の基盤(自主財源確保や職員研修等の人材育成)を整備し、地域の団体等との連携を図りながら活動をすすめます。 5-1.身近な地域での福祉活動をすすめます 5-1-1 住民同士の出会いのきっかけづくり 5-1-2 支えあい・助けあい・育てあう地域づくり 5-1-3 地域で活動する人づくり  身近な地域であっても人々のつながりが希薄化していくなか、社会ではそこにつけ込む事件や事故が絶えません。これからは、地域の人々がふれあうことで新たな関係をつくり、安心して暮らせるような地域づくりが必要です。住民同士がお互いに支えあい、助け合うことによって、公的サービス等では手の届きにくい部分もサポートをしていく必要があります。そのためにも、さまざまな人が地域で出会えて交流をもてるような新しい環境づくりが必要ですし、現在行われている活動の応援や拡充も重要です。  また、地域福祉活動の推進は、地域に密着した活動の担い手の発掘と育成なくしては行えません。老若男女を問わず、すべての人の力を地域の資源と考え、みなさんの活動のノウハウと調布市社会福祉協議会での経験を出し合い、活動推進の場をひろげます。 “共に学び、共に育ち合うコミュニティづくり”を行います。 5-1-1 住民同士の出会いのきっかけづくり ◆住民の交流を目的とした活動の実施  現在、地域福祉センター祭り、地域運動会など地域でのさまざまな活動への参加を通して地域の人との交流が行われています。また、市内にいろいろな国の方も増えてきており、そういった方々との交流も行われています。  地域福祉活動を活性化させるためには、誰もが自由に参加できる地域の事業等との連携を図り、地域住民が知り合う機会づくりが必要です。支えあう、助け合う、地域を考える等、身近な地域での福祉活動の基本として、住民交流活動をすすめます。 ・日常生活で、立場・世代を越えた出会い、ふれあいの事業推進  *日常的なふれあいをすすめるため、既存の地域の事業と協力し、身近な地域での事業を行う  *小地域交流事業の拡充 ・多様なプログラムをつくります。  普段はあまり交流のない地域住民同士が知り合い、つながりをもてるようなプログラムを作ります。 ・地域や団体主催のイベントの調査 ・地域イベント、グループ同士の交流の企画 ・プログラムの検討 ・既存小地域交流活動の拡充検討 ・活動の担い手となる協力者、人材のリストアップ (実行→評価→改善のサイクル) ◆サロン活動の展開(集う場づくり)  身近な地域で気軽に立ち寄れる「場」が求められています。公的施設や民間住宅を使用して目的別のグループづくりや拠点づくりを口コミ等で積極的に推進し、地域の中で住民が気軽に集えるサロン活動の拠点を確保し、実施します。 サロンの運営はグループのリーダーが行い、楽しい交流の時間を過ごします。 ・既存のサロンの充実、支援の検討 ・新たなサロンの検討 (子育てサロン) ・サロン、ミニデイの定期的な交流の企画 (実行→評価→改善のサイクル) 5-1-2 支えあい・助けあい・育てあう地域づくり ◆見守り活動の充実  見守る人と見守られる人の気心が知れていてこそ、見守り活動は実効性のあるものになります。見守りの形はいろいろありますが、本人の気持ちやそれぞれの家庭の事情もあり、積極的に見守ることが難しいこともあります。さりげなく、そっと見守ることも必要です。  普段から身近な地域活動等を利用して交流を図ることからスタートし、その中で話しやすい・相談しやすい環境を整えた後に(複数対複数の関係で)身近な地域で気にかかる人の見守り活動をすすめます。 (例)巡回訪問(声かけ、あいさつ)、外観の点検(新聞、通信物、電灯等)    パトロール(子供の登下校、虐待等)  また、他の機関等とも連携を図り、地域にあった見守りのシステムを検討するなかで、予期せぬ災害時にも迅速に対応できる見守り活動としていきます。  障害者団体、障害者の外出やコミュニケーションを支援している組織、老人クラブ、ミニデイサービス、給食サービスなど、災害時に見落とされやすい方々の情報を把握しているところとのネットワークづくりをめざし、これらのネットワークと救援活動等とも連携できる体制を作っていきます。 ・地域の実態調査  見守りを必要としている地域、人の調査 ・他の機関や地域とのネットワーク強化の検討 ・身近な地域での見守り活動  システムづくりに向けての検討 (実行→評価→改善のサイクル) ◆ミニデイサービス事業の拡充  現在、既に市内のいくつかの場所で主として高齢者を対象としてミニデイサービスが行われています。「参加者の、参加者による、参加者のためのミニデイ」を合い言葉にして効果を上げてきました。このような活動をモデルとして対象・地域を広げ、高齢者や障害者に限らず、画一的ではなくてさまざまな対象の人や地域のニーズに応えるミニデイサービスを実施します。 ・既存ミニデイの充実・支援の検討 ・新たなミニデイの検討 ・サロン、ミニデイとの交流企画 (実行→評価→改善のサイクル) ◆ちょこっとお助け隊  高齢者や障害者に限らず、地域でちょっとした手助けが必要なとき、気軽に頼めるシステムをつくります。 (例)電球のつけ替え、ゴミの分別、ちょっとした買い物 ・ニーズの調査 ・システムづくりの検討 ・市民活動支援センターとの連携 (実行→評価→改善のサイクル) 5-1-3 地域で活動する人づくり ◆学習・体験・実践のシステムづくり  地域の中の福祉教育として、地域生活の中でのさまざまな人とのふれあいを通して、世代や国にかかわらず、人とのつながり、人の痛みを知るための学習、体験、実践のシステムをつくります。  現在でも学習・体験講座を行っていますが、せっかく体験した事を実際に生かすところまで結びついていないと言うのが残念なところです。体験を生かせる場を紹介、あるいは提供することによって、学習、体験したことを社会の中で生かす所までを含む必要があります。逆に言えば、実践にも役立つような学習、体験講座の内容である必要があります。  出来るだけ多く実践の場を踏み、グループで活動することにより、さらに多くのことを学べるようなプログラムをつくります。 (例)出前講座、手話講習会、国際交流 ・新規の学習と既存の学習の見直し ・体験学習の場の検討 ・提供できる活動場所の検討 ・活動を生み出す支援の検討 (実行→評価→改善のサイクル) 5-2.市民活動(ボランティア・NPO)の支援を充実させます。 5-2-1 みんなで考え、みんなでつくるセンターにするために 5-2-2 お互いの「したい」「してほしい」がつながるしくみづくり 5-2-3 地域の「ひと」があつまる居場所づくり  『ボランティア』や『市民活動』が活発になってきているといわれています。しかし、これから活動を始めたい人が、すぐに活動できる場と出会えたり、活動をしている団体が、一緒に活動をしてくれる人とすぐに出会え、すぐに活動できるという環境になっているとはいいがたいのが現状です。  地域福祉の活動においても、「『いつ・どこで・何が』行われているのか知らない」「活動を続けていくための仲間や設備が不足している」と言う意見が寄せられました。  この問題解決策の一つとして、平成17年2月1日に京王線国領駅の北口『調布市市民プラザあくろす』内に市民活動支援センターが開かれました。  センターの運営を受託した調布市社会福祉協議会ではみなさんの声をとりいれ、みんなで考え、みんなでつくる、「ひとがつながる」センターの運営をめざします。 5-2-1 みんなで考え、みんなでつくるセンターにするために ◆みんなで考える運営委員会の開催  開かれた市民活動支援センター運営を進めるために、いろいろな分野からの市民・団体の参加による運営委員会を開催します。『みんなで考え、みんなでつくる』利用者の視点に立った運営を図ります。また、問題を速やかに解決するために必要に応じて各種委員会を設けます。 ・経営責任を持って市民が参加する運営委員会 ・運営委員が主体となって企画、実施する事業の実施 ・必要に応じて専門委員、常任委員などの各種委員会の設置 (実行→評価→改善のサイクル) ◆利用者会議の設置と風通しのよい運営  みなさんの希望や意見がセンターの運営に反映されるようにするために、利用者会議を設置します。運営委員も利用者会議に参加し、利用者会議の声をセンター運営に取り入れます。  利用者会議は国領だけでなく、市内のブランチ(*1)にも設置され、地域の中で「ひとがつながる」まちづくりをめざします。 ・利用者同士が意見を言いやすい環境づくり ・利用者同士の懇談会の実施 ・利用者会議の活発な運営 (実行→評価→改善のサイクル) (ことばの説明はじめ) (*1)ブランチ : 市民活動支援センターの市内のコーナー(緑ヶ丘コーナー、菊野台コーナー、染地コーナー、小島町コーナー、富士見町コーナー、野ヶ谷の郷) (ことばの説明おわり) ◆第三者機関の設置と「ひと」にやさしい運営  センターを利用する人だけでなく、これから始める人にとっても使いやすく、一緒に作っていけるセンターにするために、センターの運営を客観的に見ることのできる第三者機関の設置を検討します。 ・施設利用、事業効果を評価する機関の設置 ・評価結果、評価手法の公開 ・評価が反映される仕組みづくり (実行→評価→改善のサイクル) 5-2-2 お互いの「したい」「してほしい」がつながるしくみづくり ◆みんなの「〜したい」「〜してほしい」をみつけよう  これから活動を始める人の「はじめたい!」という気持ちはとても大切です。「はじめたいひと」が「この人達と一緒なら」と思えるような既存の活動と出会えるように、自分たちの思いを形に出来るように、センターでは活動情報の効率的な整理とニーズにあった情報提供を行います。また、活動を行う市民の「〜したい」と活動に伴う「〜してほしい」を発信しやすくします。 (例)ニュースの配布場所・発行部数の拡大・ホームページ活用・センター内資料・図書の整備・掲示板の活用・市報ちょうふやFM・CATV等の活用 ・情報受信・発信の仕組みの強化 ・既存の方法の活用 ・誰でも、いつでも情報が手に入る環境づくり (実行→評価→改善のサイクル) ◆「〜してほしい」と「〜したい」をつなげよう  考えたり情報を集めるだけでは「〜してほしい」と「〜したい」はつながりません。ここにつなぎ役となる「ひと (= コーディネータ)」の存在も欠かせません。身近な地域を中心とした企業や行政、団体、学校、グループなどの活動の場に積極的に参加をし、非常時も視野に入れた「ひと」がつながる「輪」の構築をめざします。 ・スタッフのスキルアップ ・仲間として参画することによる一体感づくり ・スタッフ間の情報共有と活用の仕組みづくり (実行→評価→改善のサイクル) ◆新しい「〜したい」を育てよう  地域福祉活動計画に限らず市民活動の一番の資源は「ひと」です。青少年の世代から抵抗なく地域の活動に参加できるように楽しい体験から始まり、活動の中での疑問に答える講座、活動のために必要な研修を継続的に行い、「共に学び・育ち合う」地域づくりをすすめます。 ・「学校教育指導要項」に定められた総合的な学習の時間内での市民活動についての興味や、地域の課題に関心を持ってもらう。 ・体験ボランティアプログラムの実施など、かたひじ張らずに活動に参加できる「入り口」をつくる。 ・青少年から高齢者まで幅広い年齢層の人々が活動できる受け入れ体制を整える。 (実行→評価→改善のサイクル) 5-2-3 地域の「ひと」があつまる居場所づくり ◆「ひと」と「場」の問題  市民活動支援センターは活動を行う「ひと」がたえず抱えている「場」の問題を解決することもできます。活動する「場」、発表する「場」、交流する「場」、そしてただ単に、居ても良い「場」。市民活動をしたい、している「ひと」が集まる居場所にするために、市民活動支援センターがきちんと機能し、地域の「ひと」が集まる居場所づくりを進めます。 ・活動発表の場の提供 ・主体的な場の運営 ・気軽に参加できるイベント講座の開催 (実行→評価→改善のサイクル) ◆「ひと」のために「もの」と「かね」を工夫しよう  市民活動団体・個人が最も必要としているものは「ひと(人材)」「もの(機材)」「かね(活動資金)」といわれています。市民活動支援センターでは会場・機材の提供を行うことにより「もの」を支援し、資金面での負担軽減を支援します。活動団体事務機能の一部代行を行います。  また、実際の活動に必要な「かね」のために、市民活動団体助成機能(募金の活用)や活動時のボランティア保険・行事保険の手配なども行います。組織としての必要性に応じ、NPO法人取得や助成金申請に関する相談も行います。 ・必要な機材の把握 ・貸出機材の充実 ・活用しやすい貸し出し方法の整備 ・事務所機能の一部代行 ・市民活動団体助成制度創設の検討 ・団体運営の相談支援の実施 (実行→評価→改善のサイクル) ◆調布市全体に「居場所」があります  市民活動支援センターでは「ひと」の輪を未来にわたりつなげていくために、個々の財源の確保や新しい拠点の立ち上げの支援を行います。また身近な地域を中心として、市内全域が安心して暮らしていける場所になるように活動を行います。 ・継続のための財源を負担したいと思えるような価値のあるセンター運営 ・必要性をアピールするための情報公開 ・新拠点を立ち上げたいと思える魅力のあるブランチ運営 (実行→評価→改善のサイクル) 5-3. 知りたい・伝えたい情報が行き交う地域づくりをめざします 5-3-1 身近なところで知りたい情報が得られるシステムづくり 5-3-2 地域の声を聞くアンテナづくり 5-3-3 身近な地域で相談できる地域づくり  『いったいどこに相談したら要望を吸い上げて実現してくれるのだろう?』、また『何か役に立つ活動に参加したいのだが、どこに情報があるのだろう?』と言うような疑問に対して正面から取り組みます。  そのような声に対応するためには、まずは入り口に相当する部分をはっきりとさせる必要があります。また、情報は受けるだけではなく積極的に自分で探せて活用できるようにする必要もあります。関連情報を探す入り口的な役割を果たすために、正確で最新の情報と利用しやすい道具を揃えます。  そして、実際に役立つ情報を集めるためには従来の機関紙等は重要ですから十分活用します。また、IT社会での道具も十分に活用し、情報の中に楽しめる要素を含ませることも必要であると考えています。ただ、これらの道具だけに頼るのではなく、生の声を直接聞く、あるいは生の声で発言するという機会も増やします。機会を増やすだけでなく、気楽さというものを大切にして、相談しやすく本音を言える雰囲気をつくります。  さらに、集めた情報を一方的に公開するだけでは十分ではありません。みなさんの要望、活動などを発表する場・機会も同時に提供することによって『行き交う情報』の実現をめざします。 5-3-1 身近なところで知りたい情報が得られるシステムづくり ◆機関紙の充実  従来からある調布市社会福祉協議会の『ふくしの窓』、『ボランティアニュース』等の機関紙を通じ、広く市民のみなさんへ情報を伝えることは継続して行います。内容に関しては社会福祉協議会からの一方的な情報提供だけではなく、市民のみなさんの活動紹介など、より身近で利用者の方々にとって親しみやすい内容を充実していきます。 ・掲載内容の検討 ・カラー化の検討 (実行→評価→改善のサイクル) ◆ホームページの活用  一方的な発信だけではなく、さまざまな情報が行き交うホームページにしていきます。写真、音声、映像などを利用して、楽しく親しみやすいページを作ることによって、より多くのみなさんに利用していただけるようにします。  また、他の関連情報とのリンクをさらに充実させ、情報収集の入り口としての役割を果たせるようにします。 ・掲載内容の検討 ・利用可能な内容と人・費用の検討 ・作成依頼先の検討 (実行→評価→改善のサイクル) ◆地域交流の中での情報収集・発信  地域の中で機関紙・情報誌等を置いていただける協力者の方々を確保し、  新聞折り込み以外に身近なところで市民のみなさんの手に渡るようにします。  また、商店や自治会のみなさんと交流を持ち、ご協力いただいて掲示板等を設置して、より広く地域の人たちに活用できるようにします。 ・内容、方法の検討   情報発信のための掲示板等の設置・活用 ・情報提供場所の検討   関係者との話し合い、協力体制づくり   社協「しあわせ福祉はこぶ箱」設置協力店との連携 5-3-2 地域の声を聞くアンテナづくり ◆ 地域福祉懇談会の実施  地域の人や地域で活動している人・団体で、それぞれの視点から見える問題点や今ある社会資源の活用法を考えていただき、地域力の充実に向けて話し合う会をサポートします。  「子育てが一区切りしたので体験や経験を活かしたい」、「サラリーマン生活の中でつちかった知識や腕前を生かしたい」、また「子育て中の私でも社会で役立ちたい」、などみなさんの思いや関わり方をさぐるきっかけにしていただけるのではないでしょうか。みなさんの中に眠る可能性を目ざめさせ、地域の中で生かしてみませんか。 ・懇談会の形式・場所の検討 (活動内容の周知) ・地域の課題の解決方法検討 (実行→評価→改善のサイクル) ◆地域の調査活動の実施  地域で活動している団体、グループ等の状況、およびその地域の特有性等を把握して、地域活動につなげていきます。 ・地域で活動している団体、グループ等の調査を行います。  →団体、グループなどの活動の紹介を行います。 ・地域の実態調査を行います。(市の調査等と協力できるところは協働) ・調査目的・方法の検討 ・地域性および活動状況の把握 ・調査から見えてきた問題等の整理と取り組み (実行→評価→改善のサイクル) 5-3-3 身近な地域で相談できる地域づくり ◆地域での相談の充実  生活の中では相談と言うほどではないが、ちょっとした気がかりなことや心配なことなど、さまざまな悩みを抱えています。そんな時、気軽に話し合える場と一緒に考えてくれる仕組みが必要です。  窓口の充実だけではなく、相談できる人や悩みを受け止めてくれる人が地域にいることが必要です。  お茶を飲みながら気軽に相談が出来る場を総合福祉センターや市内の地域福祉センター等につくります。 ・相談窓口の拡充 → PRと窓口の増設 ・他の相談窓口との連携 ・地域で相談できる機能の検討 ・相談解決、フォロー等のシステム検討 ・他の相談窓口との関係づくり (実行→評価→改善のサイクル) 5-4. 地域福祉を推進するための基盤整備をすすめます 5-4-1 組織運営体制の強化 5-4-2 各団体との連携 5-4-3 財源の確保 5-4-4 広報活動の充実  調布市社会福祉協議会は、調布市からの受託事業を多く抱えていますが、今後は市民のみなさんの要望をも取り込み、必要とされる、より多くの新しい活動を開拓していくことをめざします。そのためには、調布市社会福祉協議会の運営、活動の企画・運営などにおいて、さらに力をつけていく必要があります。  また、限りある人材と財源の中でさまざまな市民の皆さまの要望に応えるためには、調布市社会福祉協議会単独の活動だけではなく、他の団体と協力して対応しなければ実現できない場合も増えてきます。利用する方々に適切な解決策を提供するためには、必要な時にはパートナーと連携して活動できるように、普段からさまざまな団体・グループ等との横のつながりも大切にしていきます。  さらに、調布市社会福祉協議会で新たに活動を開拓していく際には、どうしても独自の予算確保が必要になってきます。自主財源確保のための試みを含めて、財源確保の道筋を考えていきます。 5-4-1 組織運営体制の強化 ◆組織・事業のあり方の検討  社会が大きく変化してきており、それにつれて望まれる調布市社会福祉協議会の姿・事業内容も変化してきています。第三者機関の評価等を通じて経営的な観点からの見直し体制を強化し、みなさんに求められる事業に力を注げるようにします。  また、事業内容に適した組織形態にすることによって、利用者の方々に対するサービスの向上をめざします。 ・組織体制の見直しと強化 ・第三者評価委員会の検討 ・事業評価プロセスの検討 (実行→評価→改善のサイクル) ◆教育・仕事環境と事業運営プロセスの改善  現在、福祉にかかわるさまざまな事業を展開していますが、より効率よく事業を運営していくために、教育、仕事の環境、事業の進め方等の改善を行います。また、利用者の声を事業運営に反映させる仕組みを作ります。 ・研修の充実 ・仕事・情報の処理の改善 ・利用者参加の事業見直し体制の強化 ・職員の能力アップ研修についての検討 ・ITによる仕事・情報処理の効率化 ・事業推進方法の整理・マニュアル化 (実行→評価→改善のサイクル) 5-4-2 各団体との連携 ◆さまざまな団体との連携  地域福祉活動推進のため、地域住民に限らず地域の福祉関係団体や、企業、商店等さまざまな団体等とのネットワークをすすめていきます。 (1)ボランティア団体 (2)保健・医療・福祉関係団体 (3)企業・商店 (4)学校 (5)市民活動団体 (6)その他 ・連携方法・内容の検討、確認 ・連絡会等の検討 (実行→評価→改善のサイクル) 5-4-3 財源の確保 ◆調布市社会福祉協議会会員の拡大  調布市社会福祉協議会事業は、行政からの補助金・委託金、寄付金等のほかに会費やみなさんからの寄付などの自主財源で行っています。補助金・委託金のみに頼ることなく、調布市社会福祉協議会の活動を応援・賛同してくださる多くの方に会員になっていただき、地域福祉活動をより一層すすめていくため、会費の使途を市民にわかりやすく伝え、会員を増やします。 ・社会福祉協議会活動の広報  (会費の意味を含む) ・会員拡大手段の検討  (会費納入方法、市内企業への依頼等) (実行→評価→改善のサイクル) ◆収益事業の拡充  現在、市内の施設等に設置している清涼飲料水の自動販売機の台数をさらに増やし、今まで以上に収益の確保に努めます。  また、自動販売機以外での収益が望める事業を検討します。 (例)*多くの人が集まる場所で仮設の売店等による軽食や飲料水などの販売 *地元の産業と協働し、収益事業を行います。 ・人が集まる場所での売店設置に向けての検討 ・現在の自販機設置に伴う手数料収入の見直し検討 ・新たな収益事業の検討 (実行→評価→改善のサイクル) ◆その他の財源確保の方法検討  その他の財源確保のためにどんな方法があるか、検討していきます。 (例)*民間企業の社会貢献活動と協働し、事業資金支援を受け福祉事業の拡充を行います。 *機関紙「ふくしの窓」や「ボランティアニュース」の紙面を活用し、広告を掲載することにより、掲載料を収入とします。 ・機関紙(ふくしの窓)での広告掲載による掲載料収入の検討 ・「しあわせ福祉はこぶ箱」(*1)の 協力店拡充 ・その他財源確保の検討 (実行→評価→改善のサイクル) (ことばの説明はじめ) (*1)しあわせ福祉はこぶ箱 : 市内の商店街等に設置させていただいている募金箱 (ことばの説明おわり) 5-4-4 広報活動の充実 ◆広報活動の充実  市民意識調査結果からも調布市社会福祉協議会の認知度はまだ充分とは言えず、位置づけ・活動内容を含めて現実の姿を理解していただく必要があります。  そのために、市民のみなさんへ向けてのPR活動を展開し、調布市社会福祉協議会の必要性、活動に対する理解を深めていただきます。 ・PR方法の検討 ・PR効果確認方法の検討 (実行→評価→改善のサイクル) 6.計画の推進体制  第3次調布市地域福祉活動計画は地域のみなさんと一緒に考え、すすめていくものです。今後5年間、それぞれの活動について地域のみなさんとどのように活動していくかを検討し、その推進プロセスを重視して進めていきます。  そのため、評価、再検討・改善等を実施するために、社会福祉協議会内に地域福祉活動計画推進委員会を設置します。推進委員会は市民および社会福祉協議会関係者で構成され、毎年度の計画実施評価および次年度の実施内容確認等を行っていきます。 資料 【資料1】地域福祉活動計画関連ポイントの地図 調布市の地図の中に地域福祉活動計画に関係する拠点・場所を記述したもの 【資料2】地域福祉活動計画策定のための調布市民意識調査概要 ◆ 調査対象および使用調査票 自治連合会役員及び自治会会員 保育園の保護者 社協事業利用者・協力者          〔調査票:一般調査〕 消防団員 作業所利用者 市内の中学生・高校生 〔調査票:中学生以上18歳以下〕   (神代中、調布中、第五中、キャプス、桐朋) ボランティア団体   〔調査票:ボランティア用(団体)〕      個人ボランティア   〔調査票:ボランティア用(個人)〕 調査方法:配票、ヒアリング、留め置き、郵送(一部)調査 調査期間:平成16年7月 ◆ 配付数および回収数               配付数     回収数   回収率 一般調査        1500部    785部    52% 中学生以上18歳以下    410部    201部    49% ボランティア個人     300部     48部    16% ボランティア団体     150部     88部    59% ※ 調査票、調査結果の詳細につきましては、調布市社会福祉協議会ホームページにてご覧いただけます。 【資料3】第3次調布市地域福祉活動計画策定委員会設置要綱 (設置) 第1 調布のまちにおける地域福祉活動の計画を策定するため、第3次調布市地域福祉活動計画策定委員会(以下「委員会」という)を設置する。 (所掌事項) 第2 委員会は次の事項の審議をし、その結果を調布市社会福祉協議会(以下「社協」という)会長に報告する。 (1)第3次地域福祉活動計画の策定に関すること (2)その他会長が必要と認める事項 (組織) 第3 委員会は、次に掲げる者の中から、社協会長が委嘱または任命する委員25人以内で構成する。 (1)民生児童委員協議会 (2)自治会関係 (3)教育関係 (4)保健・医療関係 (5)当事者 (6)福祉施設 (7)社協事業協力者(ボランティアも含む) (8)社会奉仕団体 (9)NPO・市民活動団体(国際交流・生涯学習) (10)法人・企業(社協関係者で事業主等) (11)社協関係者 (12)調布市職員 (13)公募委員 (14)学識経験者 (任期) 第4 委員の任期は、この計画の策定をもって終了する。 (正副委員長) 第5 委員会に委員長1人、副委員長1人を置き、委員の互選によりこれを定める。 2.委員長は、会務を総務する。 3.副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるときはその職務を代理する。 (会議) 第6 委員会は委員長が必要に応じて招集する。 2.委員会の議長は、委員長がこれにあたる。 (作業部会の設置) 第7 委員長が必要と認めた場合には、作業部会を設置することができる。 (関係者の出席) 第8 委員会が必要と認めるときは、関係者または作業部会の委員の出席を求め、意見または説明を聞くことができる。 (委員会の公開) 第9 委員会の会議は、原則として公開し行うものとする。 (事務局) 第10 委員会の庶務は社協内で処理する。 (委任) 第11 この要綱に定めるもののほか、委員会の運営その他必要な事項は、別に定める。 附則 この要綱は、平成17年3月24日から施行する。 【資料4】第3次調布市地域福祉活動計画策定委員会委員名簿 氏名 備考/その他 1 星名 たか子 調布市民生児童委員協議会 2 馬部 久夫 調布市自治連合協議会 起草委員 3 愛沢 法子 障害当事者(視覚) 4 村上 秀子 障害当事者(肢体) 5 斉藤 俊子 染地かいわい 6 福井 由紀 電話訪問、高齢者給食ボランティア 7 白鳥 博 障害者自立生活支援事業協力者 起草委員 8 中尾 ゆう子 手話通訳士 調布市登録通訳者 9 阪井 伸子 ミニデイひだまり 起草委員 10 長尾 英治 調布わかば福祉作業所 11 鈴木 宗貴 調布青年会議所 委員長 起草委員 12 横山 泰治 NPO法人市民活動推進協会 起草委員 13 小林 弘一 八雲台保育園 14 森 良 NPO法人エコ・コミュニケーションセンター 15 堀江 正憲 調布市市民参加推進室 16 野村 直樹 調布市高齢福祉課 17 木下 聡美 調布市健康課 18 荒井 一廣 調布市社会教育委員 19 安藤 雄太 東京ボランティア市民活動センター 20 山本 良子 社協理事 副委員長 起草委員 21 藤生 よし子 公募委員 起草委員 22 森武 春男 公募委員 23 林 秀演 公募委員 24 加藤 由美子 公募委員 25 市川 一宏 ルーテル学院大学学長 アドバイザー 【資料5】策定委員会および検討会等回数 策定委員会 11回 検討会(本計画の柱検討) 5回 調査集計作業 2回 起草委員会 7回 職員プロジェクト会議 12回 裏表紙 いきいき調布21プラン 第3次 調布市地域福祉活動計画 平成17年3月発行 ★ お見かけするお顔だから、安心してご挨拶 ★ 言葉をかわせる仲だから、互いの様子を話し合える ★ ご近所だからこそ、さりげなく見守れる  これこそが支え合いの原点です。この三つのふれあいを絶やさないために、必要なものは何でしょう。相手を受け入れ、大切に思う気持ち、そこから生まれる良い関係。この関係の集まりが地域となっていけば、とてもすてきな地域が生まれてくることでしょう。決して一人では生きていけない私たち。そんな私たちだからこそ、長い歴史の中で上手に支え合う工夫やよりよく暮らせる環境整備が行われてきたのです。  今後もよりよい地域であるために、私たちに求められていること。それは支え合う一人として立ち上がることかもしれません。私の住みたい町は、私たちが創っていくものです。与えられるものではありません。 今こそ皆さんの力が必要とされています。 そして、あなたの得意なことは何ですか・・・? 社会福祉法人 調布市社会福祉協議会 〒182-0026 調布市小島町2-47-1(調布市総合福祉センタ内) Tel : 0424-81-7693 Fax : 0424-81-6611 URL : http://www.ccsw.or.jp E-mail : chofu-shakyo@ccsw.or.jp 最後まで、ありがとうございました。